Burning Man 2018

2018/8/26-9/3にかけて、バーニングマンに行ってきた。
何もない砂漠に8万人の表現者が集い、ネバダの砂漠に街を作り、1週間自らの表現をしながら暮らし、1週間後には全てを消滅させる。1986年にサンフランシスコから始まったこのイベントは、お金を使わず、すべてが参加者、表現者からのギフティングで成り立っている。架空の街ブラックロックシティー自体が、コミュニティの実験であり、巨大なアート。8万人それぞれが、自分自身を表現しながら他者と関わり合う。出会う人もアートも音も景色も常に揺れ動いていて、8万人それぞれが違う体験をする。

バーニングマンには、巨大な人型の構造物THE MANと死者を弔うTEMPLEという2つの象徴的な造形物があり、それぞれを最終日とその1日前に燃やす。

Photo by Nobuhiko Ohtsuki

印象的だったのは、死者を弔うTEMPLEを燃やすときの静けさ。
創立者のLarry Harveyが今年4月に亡くなり、TEMPLEにはたくさんのLarry Harveyの写真やメッセージがそえられていて、特別な想いがある年。宗教関係なく、死者を弔う場があること。その場に、自分の体験、記憶も重ね合わされる。

今回は『テクノ法要 x 向源』チームとして参加させてもらい、ノベルティを作成した。テクノ法要も、死者を供養する新しい形。パフォーマンスをしている間はお祈りをする人がいたり、音に合わせて踊る人もいた。

Photo by Nobuhiko Ohtsuki

音楽で踊り、表現し、アートに参加し、ご飯を食べお酒を飲み、朝日、夕日を眺めて、人の死を弔う、そういう人間の根源的な行為に向き合うことで、「人間とは何か、死とは何か、宗教とは何か」「あなたは本質的に何をしたいのか」、言葉ではなく体験として、問いかけられる。

自分がその場でした体験は、正直言葉で語りつくせないものだけど、自分の芯の部分に接続した体験だった。その分2018年の後半はその消化作業に費やした気がする。この場にご縁を頂いたこと、素敵なメンバーと一緒に参加できたことに、心から感謝。
帰ってきてから何回も聞いているTychoのミックスは、地場の音って感じがして、バーニングマンでの情景が思い出されるので好き。

「どうしたら儲けられるかはわかっている。ファッションやグッズをライセンス供与することだってできない訳じゃない。しかし、それには商品化と大量生産が必要になる。われわれはその反対のことをしているんだ。人々に独自の作品を作ってもらって『なにか手伝おうか?』と聞いているんだ」「君自身の世界を作れ」
– Larry Harvey (1948-2018) , R.I.P.

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